UD とは
ユニバーサルデザインの定義
- 障害者の権利に関する条約
障害者の権利に関する条約(以下、権利条約)では、ユニバーサルデザインを次のように定義しています。
「ユニバーサルデザインとは、調整又は特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲で全ての人が使用することのできる製品、環境、計画及びサービスの設計を言う。ユニバーサルデザインは、特定の障害者の集団のための補装具が必要な場合には、これを排除するものではない」 - 中央教育審議会
中央教育審議会「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」では、次のように説明されています。
「バリアフリーは、障害によりもたらされるバリア(障壁)に対処するとの考え方であるのに対し、ユニバーサルデザインは予め、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう年や生活環境をデザインする考え方」
対象はだれ?
上記の定義から、ユニバーサルデザインは「全ての人」「多様な人々」のためのものであると言われています。私たちの社会は多様な人からなっています。ユニバーサルデザインは、その多様な全ての人々が使用できて利用しやすいものです。
何を含むの?
ユニバーサルデザインは元々施設設備関係から始まった概念ですが、現在ではあらゆる内容を対象とするものとして概念が拡大されています。
施設や設備をハード面とすると、計画やサービス、教育内容、方法の工夫や校内支援体制の整備などがソフト面に該当します。
バリアフリーとの違い?
現在存在しているバリアに対処する、バリアを取り除いていく取り組みが「バリアフリー」です。それに対して、ユニバーサルデザインは、環境などを整備する前に、多様なニーズのある人々が利用することを念頭に置き、利用しやすいようにあらかじめ考えて構築する取り組みを言います。
参照:
内閣府ホームページ 障害者基本法 各則(ユニバーサルデザイン) 項 目 論 点 等 https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_20/pdf/s1.pdf
木舩憲幸(2015)「ユニバーサルデザインと合理的配慮」『LD、ADHD&ASD』7月号, p.20-23.