発達障害・学習障害 全般について

発達障害 学習障害 全般.png

発達障害とは、 発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
(発達障害者支援法における定義 第二条より)

 

発達障害は、生まれてからの環境や病気などが原因によって起こるものではなく、先天的な要因を中心とする生物学的原因により生じます。そのタイプは様々で、複数の障害が重なって現れることもありますし、程度や年齢、生活環境などによっても症状が違ってくる場合もあります。また、少しずつそれぞれの障害の特徴が重なり合っている場合も多いので、どのタイプに属するのかを明確に診断するのは難しいと言われています。年齢とともに診断名が変化するケースもあります。

 

発達障害は先天性の障害ではありますが、周囲の理解と適切なサポートにより個々の能力を大きく伸ばす可能性があります。特性のネガティブな面が強調されやすい現在ですが、豊かな個性、特異的能力を持つ場合も多いのです。

 

発達障害の主なタイプについて以下にまとめてみました。クリックするとそのページに移動します。

自閉症スペクトラム障害(ASD)

注意欠陥多動性障害(ADHD)

学習障害(LD)

ディスレクシア(Dyslexia)

参考:政府広告オンライン 発達障害ってなんだろう。

http://www.gov-online.go.jp/featured/201104/index.html

 

クラスで見かける子どもたち

それでは、どんな子どもたちが困り感を持って学校生活を送っているのでしょうか。

 

A君は周囲の状況に構わず、自分の行動に没頭してしまいます。自分の想いを言葉で伝える事が苦手で、伝えたい事が言葉にならないため、つい友だちにちょっかいを出てしまっってトラブルが起きることがあります。また、気になることがあると、それが解決しないと次の行動に移れずに困っています。
(→広汎性発達障害とは) 

B君は身の周りの整理整頓が苦手で、いつも机の周りに鉛筆やノートや消しゴムなどの文房具類がちらばっています。集中が長続きせず、気持ちの切り換えが難しいようです。授業中も足が動いていたり、手をヒラヒラさせたりして、体の一部が絶えず動いています。そして、先生に指名される前に思った事を口にしてしまい、友だちから非難される事が度々あり、悲しい思いをしています。
(→ADHDとは)

 

Cさんは、友だちと喋ったり遊んだりする事は得意ですが、授業中、板書を写すのがとても苦手。時間がかかってしまいます。教室に掲示されている作品は、平仮名が多く漢字はほとんど書かれていません。教科書の音読は一文字ずつの逐次読み。読めない事が恥ずかしくて、いつも夜遅くまで教科書を丸暗記する努力をしています。
(→LDとは)

 

ここに挙げた例はほんの一例で、一人一人現れ方は違います。また生活の中で困難なこと、苦手なことも一人一人違います。そのため一人一人の障害の特徴に応じて配慮したり、支援したりしていくことが重要となってくるといえます。

 

どのくらいの割合でいるの?

平成24年2月から3月にかけて全国(岩手、宮城、福島の3県を除く)の公立の小・中学校の通常の学級に在籍する児童生徒を母集団とする53,882人(小学校:35,892人、中学校:17,990人)を対象に実施された文部科学省の調査によると

学習面の困難を示すもの4.5%
ADHDの疑いのあるもの 3.1%
高機能自閉症の疑いのあるもの1.1%
これら行動面の困難を示すものは3.6%
学習面または行動面のどちらかで著しい困難を示すものは 6.5%
との報告がなされており、 前回の調査時(平成14年実施)よりも若干対象児が増えています。  

通常の学級に在籍する特別な教育支援を必要とする児童生徒に関する全国調査

(平成24年2月~3月に実施)より

割合.jpg

 

調査結果.jpg

 

お問い合わせ info@audell.org